大多数の台湾人にとって、クラシックコンサートはソーシャルイベントないし家族イベントにはなりにくく、とりわけカルチャーイベントに参加しない人たちにとっては縁遠い存在です。奇美博物館楽器ホールの「管弦楽団の世界へ」は、音楽をまったく知らない人でも管弦楽団の各種楽器についての基礎知識を簡単に得ることができる展示設計になっています。また、指揮者になりきって管弦楽団を指揮することもできます。同博物館はインタラクティブな展示を通じ、管弦楽団の構成を理解してもらうことで、台湾の多くの子ども達と家庭にクラシック音楽に興味を持ってもらい、ひいてはクラシックコンサートに足を運んでもらえることを期待しています。