ユーザー中心な科学技術のデザイン

 ティンカリング・メーカー教育を提唱するため、国立台湾科学教育館は2015年よりザ・サンフランシスコ・ダンジョンと提携し、大人も子供も参加できる一連のハンズ・オン・アクティビティを企画しています。同時に「Tinkering Journey Sketchbook」学習アプリも開発し、「ティンカリング・ワークショップ」で使用しています。このアプリの内容には、ガイダンス、記録、シェアと意見のフィードバックが含まれており、イベント参加者は実際に創作を行いながら、アプリで写真ブログを作成し、創作過程を記録することができます。この学習アプリは、アメリカ博物館協会の「ミューズ賞」教育栄誉賞を受賞しており、「唯一の回答を与えず、自らが解決方法を探し出せる」という「ユーザー中心」のコンセプトに沿って、試行錯誤を繰り返すハンズ・オン学習とバーチャル体験を効果的に融合し、新たな構想を提案しています。