多元エスニック・グループ社会の文化権

 博物館の文化権を推進するため、国立台湾博物館は新住民サービス大使募集計画を実施し、新住民と移住労働者に文化活動の参加機会を提供し、サービス大使は母語を使用したガイドサービスを担当します。博物館の公共サービスへの参加を希望する新住民は、養成プログラム、権限付与によって、博物館ガイドの主役となります。言語の利便性は移住労働者の台湾に対する理解を助け、また政府が推進する第二世代の母語学習政策にも呼応します。

 このほか、博物館では「南洋の味‧故郷の味巡回展」「インドネシア国慶文化芸術フェスティバル」「東南アジアテキスタイルアート・蝋染フェスティバル」などのテーマ別の展覧会やフェスティバルなどを実施し、新住民がリフレッシュできる新しい場所、また多元的な文化の相互理解のプラットフォームとなるよう取り組んでいます。