国立台湾歴史博物館は、人々の期待を超えるバリアフリー環境の整備に取り組んでいます。例えば、「口述映像音声ガイド・アプリ・プロジェクト」では、視覚障害者が自主的に、自由に常設展示を見学できるよう支援します。また「共融学習計画」では、知的障害者のために、情報を理解する上での障害を減らし、自主学習を励まし、社会参加を促進しています。また、「神界・人間:台史博館藏神像特別展」では、読みやすい資料として『台湾の信仰と神明』を作成し、「芸陣隊」というパフォーマンス・イベントもあわせて実施するとともに、3Dモデリングとデジタル再生技術を運用し、神像製作などを体験することができます。
文化権の実現および学習資源を通じて、触覚、音声、体、記憶など、参観者自身の多感覚的な体験により、博物館がいっそう身近な存在となります。これこそ、まさに「みんなの博物館」の目標達成なのです。