より多くの人々の文化参与を高めるため、国立故宮博物院は1973年から院外活動として、過疎地域での学校や芸術文化組織、矯正機関、医療機関、社会福祉システムなどと協力し、教育巡回展を実施しています。2008年からは「跨越障礙.觸摸美麗(障害を越えて美に触れる)」活動を開催し、特別支援教育を受けている学生、視覚障害者や聴覚障害者、体が不自由な方を対象に、多感覚体験コースや学習資源を企画・製作しました。2015年からはアート・ケア・プロジェクト」を実施し、日常生活に近い形で、歴史ある品物を個人の体験と結び付け、所蔵文物の暖かさを伝えています。心身障害者、高齢者、暴力を受けた女性、退役軍人、精神障害者などをサービスの対象、関連活動を通じて文化権を提唱し、社会正義を実践しています。