口をつぐむ過去を回顧、言論自由の尊さを再認識

 毎年4月7日が「言論の自由の日」であることに呼応し、国家人権博物館は2018年に「口をつぐむ日常」の企画展を開催しました。これは白色テロ時代の市民の日常を中心に生活の様子を再現することによって、来館者に当時の歴史背景を理解してもらい、「白色テロの幽霊」が台湾の各世代にどのような影響を及ぼしたか、また現代社会において言論の自由が直面する挑戦と意義についての再認識を促しました。

 2019年には「報道の自由」をテーマに、「折られたペン軸:政治受難の新聞人」の企画展を開催し、権威主義時代の報道統制や人権迫害を受けたジャーナリストたちを紹介。参観者は、権威主義体制がいかにして報道を統制し、ジャーナリストたちに影響を及ぼしたかを知り、血と涙の歴史から、権威時代のジャーナリズムの動きを見ることができました。