ここ十数年来、人権に関する場所の保存推進および国際人権規約の国内法制化に伴い、人権教育が台湾の社会で重視されつつあり、近年ではさらに分野を超えた年齢別の多様な学習内容にまで拡大しています。この中に、多くの子どもを主な対象とした絵本の創作があります。
国家人権博物館は、絵本のシンプルなストーリーと生き生きとしたイラストで、読者をその世界に引きこみ、学習への興味を高めています。児童教育推進活動を進めるため、当博物館は政治受難者の物語を素材とし、異なった風格を持つ絵本の開発に取り組むとともに、絵本の研究・学習のワークショップを通じて優れた創作力を持つ画家、作家を集めるほか、お母さんたちによる読み聞かせの奨励や育成を進め、絵本の創作と紹介の取り組みへの参加を促し、生き生きとした絵を通して、人権の内容とその重要性について、子どもたちにわかりやすく伝えています。