科学者、薬物の研究開発、環境プラン、科学技術のイノベーションを問わず、科学技術と知識の革新過程において、生理あるいはジェンダー視点を軽視する考え方が存在し、このため多くのイノベーションの可能性が見過ごされ、また多元的な角度や観点が欠落していました。2015年２月11日、国連は「科学における女性と女児の国際デー」を制定し、より多くの女性が科学の分野に進出することを奨励し、また科学の分野における女性に対する平等的な発展を促進しています。

　国立台湾科学教育館では企画展「私たちの世界を設計―科学におけるジェンダーとイノベーション」を通じて、中世から今日までの女性の科学者、エンジニア、発明家を紹介し、歴史の脈絡から女性と科学との関係を整理することにより、過去の科学技術とエンジニアリングの分野における性差別や、粗略に扱われた視点を見直し、科学分野における女性の能力への正しい認識の確立を図っています。