奇美博物館による企画・開催の「踊り出せ!動物たちよ-アート・デザイン展」は、23カ国の国内外アーティストとデザイナーが「動物」をテーマに創作を行い、多元的、多様的な創作者と作品を通し、自然と創作の最も魅力的な要素である「多様性」と「クリエイティビティ」を伝える展示となりました。
本展覧における動物のコンセプトは広義的なものであり、有機物を食物とした胎生動物、卵生動物など神経や感覚を備え、動くことのできる動物です。動物たちの異なる生活環境に合わせ、美術館敷地内に景観に合わせ5つの大型作品を展示したほか、展示ホールでは「虫、魚、鳥、獣」の四つのテーマに分け、地を這う動物、水中を泳ぎ回る動物、空を舞う動物、地上で活動する動物など、万物の本性と生態を紹介。どの形式の作品も、作者が動物と環境に対する自らの深い思いを体現させたものであり、人類とその他動物たちの共存、環境との共生の対話と議論を展開する場となりました。